- Himawari
思い出が揺れている 強い風の中
まぶしい黄色に 目を細めた
遠い空 遠い雲 遠い日の想い
口笛みたいに 彼方へと とける
一人この場所に
来るだけで泣いてしまう
弱さを叱られたい
あの時のまなざしで
- Itsuka Kitto
部屋中が赤く染まる黄昏に
ぼんやり二人で街を見てた
あなたの大きな手のひらに抱かれ
私は静かに泣き出してた
生きてることが辛いときには
この夕焼けを思い出す
再び強く歩き出せるように
高架線を渡る電車は満員
- Mizuiro No Jitensha
部屋の隅 眠っていたテレフォン
懐かしい Callで目覚めたの
「おはよう」とあなたの低い声
離れてた 時間を消してゆく
雨のしずくに 濡れた自転車
指で そっと 吹いて漕ぎ出そう
七色の空から (Shining)
なだらかな坂道 (Going)
- Natsu Monogatari
麻のワンピースと
素足に履いたサンダル
麦わら帽子には ガーベラ飾って
列車は海へ向かう
緑の草原をぬって
もうすぐ次の駅
あなたが住む町へ着くわ
ぎこちなかった きのうの電話
- Sayonara Ga Kureta Nowa
眩しい空に 流れる雲が
ゆっくり 散切れてゆく 遠くへ
ねぇ、哀しくないの?
ひとりになるのが怖くないの?
そう、尋ねてた
出逢いと 別れを 繰り返す
最後の人に逢える日まで
さよならがくれたのは
- Shiokaze Ni Sayonara
懐かしい声 心 誘われて
思い出の道 ドライブしたの Ooh
冬の始まりの潮風
頬をさして痛い
あの入江まで 降りてみたけれど
壊れたボートも 無くなっていた
ほんの数年前のことなのに
遠い昔みたい
- Shiroi Page No Naka Ni
いつの間にか私は
愛の行方さえも
見失っていた事に
気付きもしないで
振り向けば やすらぎがあって
見守る瞳があった事を
サヨナラの時の中で
やっと気付くなんて
- Soyokaze no Sonatine
When I silently chant your name,
It refrains in my chest like my favorite song.
My heart races every time I see you,
Like the wind playing a piano.
No matter how hard I practice, I can never get better,
The wind of loneliness just continues to crescendo.
- Tea for Me
想い出 つまびいて
秋空の街を ひとり
強がる自分にも
飽きた頃 風が吹いた
Tea for me もう 恋など
二度としないと 思ったけど
Tea for me もう いいよね
そろそろ風も 変わる季節の中
- Yuki No Furu Gogo Ni
手袋したままの手に
白い息吹きかけた
街はにぎやか
バーゲンセール 人込みの中
ざわめきを包むように
音もなく雪が降る
いつもふたりで
待ち合わせてた